『吉村芳生 超絶技巧を超えて』展に、行ってきました。

【リアリズムだけではない、なにか】


画像

(上記画像は、SPICE エンタメ特化型情報メディア スパイス サイトより)
《無数の輝く生命に捧ぐ》2011-13年、個人蔵

 去る2019年1月16日(水)、『吉村芳生 超絶技巧を超えて』展に行ってきました。今年初めて訪れる、展覧会です。

 私が、吉村芳生さんの作品を初めて拝見したのは、旧新橋停車場 鉄道歴史展示室の第22回企画展『現代絵画の展望 12人の地平線』(2009年12月8日(火)~2010年3月22日(月・祝)開催)です。
 『新聞と自画像』を見て「ああ、新聞に自画像を描いてるのか~」と近づいてみると、なんと新聞も手書きだったんです。ひえ~と驚いて、すべて手書きで仕上げる、その手法と着眼点が、印象に残りました。また雨にぬれた車道と歩道、車、歩行者を描いた『SCINE 85-8』は、叙情的で、「しっとりしたリアリズム」だな~、と思いました。

 ですので、今回の個展は、とても楽しみにしていました。

 一番楽しみにしていた作品は、上記画像の《無数の輝く生命に捧ぐ(色鉛筆/紙)》で、圧巻でした。藤の花のひとつひとつは、東北の大震災で亡くなられた方々の命として、鎮魂の思いを込めて描かれたそうです。バックの白に、藤色と緑色が映えて、美しかったです。
 私が拝見した時、この作品の下をちょうど小さな男の子がトコトコを歩いていて、まるで、藤の花の下を散歩しているようでした。

 同じく、色鉛筆で描かれた花も、迫力がありました。見える部分を全て描いていく、という手法の作品もありました。実に吉村さんらしいというか、根性の賜物のような作品群です。セロテープなどでダメージングされているのも、熱情を感じられました。
 絶筆のコスモスの作品は、すべて描いていく手法とは違いましたが、とても洗練されていて、美しいと思いました。

 吉村さんは画面にマス目をひき、マス目ごとに描かれていくそうなので、まだ描かれていない白い部分が、きっちりマス目で残ってました。この不思議な描き方は、テレビ番組「美の巨人たち」で、ご子息が吉村さんの描き方を再現されてました。大変根気のいる作業で、いやいや~、凄かったです。
 
 自画像作品も、たくさんありました。作品点数の多さも、情熱がみなぎってるな〜、と感心しました。もっともっと、次の作品を拝見したかったです。

 展覧会は終わってしまいましたが、情熱的な絵画がお好きな方に、吉村さんの作品はオススメです。チェックしてみてください。


●『吉村芳生 超絶技巧を超えて』展(この展覧会は、終了しました)
 会期:2018年11月23日(金・祝)~2019年1月20日(日)
 会場:東京ステーションギャラリー


◎参考サイト
・画家 吉村芳生 公式サイト
 http://www.yoshimurayoshio.com/index.html

・東京ステーションギャラリー 公式サイト
 http://www.ejrcf.or.jp/gallery/

・旧新橋停車場 鉄道歴史展示室 公式サイト
「第22回企画展『現代絵画の展望 12人の地平線』」のページ
 http://www.ejrcf.or.jp/archive/db_shinbashi/22.html

・SPICE エンタメ特化型情報メディア スパイス サイト
「展覧会『吉村芳生 超絶技巧を超えて』が、東京ステーションギャラリーで開催 遅咲きの花として快進撃を続けた画家の全貌を辿る」ページ
 https://spice.eplus.jp/articles/208164

・SPICE エンタメ特化型情報メディア スパイス サイト
「『吉村芳生 超絶技巧を超えて』展鑑賞レポート 形を描くことに執念を燃やした、異色の鉛筆画家の全貌」ページ
 https://spice.eplus.jp/articles/218983

・テレビ東京 美の巨人たち 公式サイト
 https://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/

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この記事へのコメント

へなちょこセイジン
2019年02月21日 09:20
気持玉ナイスを、いただきありがとうございます。
上記ブログの文章を練るのに、1ヵ月かかりました。えへへ。嬉しいです。

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