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zoom RSS 西洋絵画のお父さん、『ジョットとその遺産展』に行ってきました。

<<   作成日時 : 2008/11/07 18:09   >>

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 私とジョットとの出会いは、短大の時、ヨーロッパ美術史の講義ででした。スライドに映されたジョット絵画の特徴とも言われる「ジョット・ブルー」に心惹かれ、それは『小鳥に説教する聖フランチェスコ』という長〜い作品タイトルも、1回聞いただけで憶えちゃうほどのものでした。

 その後、私は2回イタリアに行きましたが、2回ともアッシジのサン・フランチェスコ聖堂でこの作品を見て、「えへへ」と笑ってきました。しかし、1997年のウンブリア・マルケ地震で聖堂の建物が崩れたとニュースで見て、大変ショックを受けました。2000年にほぼ修復されたようですが、この展覧会ではその修復後の壁画が写真で見られると聞いたので、見に行きました。



画像




 この展覧会では、ジョットの作品4点、アッシジのサン・フランチェスコ聖堂の壁画やパドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂の壁画の写真パネル、あとはジョットの工房作品やジョットの後継者たちの祭壇画を見ることができます。

 ジョットの作品の一つ、『サン・ジョルジョ・アッラ・コスタ聖堂の聖母子』は大きくて見応えありました。置かれた位置も見やすいので、多分聖堂にある時よりも、近づいて見られたのではないかな、と思います。

 壁画の写真パネルは、プリントする紙質をザラザラしたものにして表面のテカリを押さえ、色もかなりがんばって調整されたもののように見受けられました。また聖堂の内部は暗い所もあるので、本物ではありませんが、壁画をはっきり見るにはいいもんだな、とも思いました。位置も見る人に近いので、細かい所まで見ることができます。それから、気になる『小鳥に説教する聖フランチェスコ』もきれいに修復されていて、すごく安心しました。修復作業された方に感謝です。

 また、スクロヴェーニ礼拝堂は現在、観覧者は案内人といっしょに約15分しか見られないシステムになっているんですね。私が行った13年ほど前はそんな規制は無かったと思いますが。やはり、壁画を残していくのは、大変なことなんですね。

 そしてジョット以外の祭壇画も、おもしろかったです。今回私が気になったのは、天使や聖人の頭の後ろにある金色の光背に施された刻印です。細かくて、いろんな模様があり、きれいでした。特にアーニョ・ガッティの『聖顔(キリストの顔のみが描かれている。十字架を背負ったキリストの汗をぬぐった布にキリストの顔が写ったとの逸話からきたモチーフ)』の刻印は何度も見てしまいました。

 それから、ここの美術館はいつも展示の仕方がいいな〜と思います。そんなに広くはありませんが、見終わったあと、満足感があります。作品のバックの什器の落ち着いた紺色も、よく考えられていたのではないでしょうか。また、キャプションや説明パネルの文字が大きくて読みやすいし、作品が描かれた時代の比較年表、絵画のスタイルの流れのパネルも鑑賞の助けになっていました。平日の午後でも、結構賑わっていたので、リピーターの多い美術館なのかもしれません。

 あと少しで終わってしまうので、気になる方はお急ぎください。

 

●『 
「西洋絵画の父 ジョットとその遺産」展』 

会場: 損保ジャパン東郷青児美術館 

スケジュール: 2008年09月13日 (土)〜 2008年11月09日(日)

開館時間: 午前10時から午後6時まで。(入場は閉館の30分前まで) 

住所: 〒160-8338 東京都新宿区西新宿1−26−1 損保ジャパン本社ビル42階

電話: 03-5777−8600


◎参考サイト
・損保ジャパン東郷青児美術館 公式サイト
 「展覧会案内」
 http://www.sompo-japan.co.jp/museum/exevit/index.html

・ALLPosters ポスターショップのサイト
 複製ですが『小鳥に説教する聖フランチェスコ』の画像があります
 http://www.allposters.co.jp/-sp/-Posters_i1348905_.htm

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